約3500年前のある真夜中、神さまはエジプトを過ぎ越されると、すべての初子(長男)が死んでしまいました。国中には悲しみの叫びが起こり、ファラオは「出ていくように」と言いますが、エジプトの人たちは今すぐに出ていくようにとせきたてます。自分たちの命も危ないと思ったからでした。イスラエルの民(神の民)は、慌ててエジプトを出発することになり、430年間エジプトに滞在しての出発でした。今やアブラハム・ヤコブに約束した神さまの約束(神の民の救いの約束)は、こうして実現します。歴史という時間を通して、神さまは長い月日をかけてご自身の救いの約束を果たされます。イエスさまの十字架の救いを頂点にして、神さまの救いは、この歴史の中で今でも進み続けて、私たちに至るのです。