今から2000年前、荒野で暮らし、らくだの毛衣を着て、腰に革の帯を締めて、いなごと野蜜を食べていた洗礼者ヨハネがいました。当時彼が着ていた物や食べ物は、預言者を象徴するものでした。それで、ユダヤの人たちは、洗礼者ヨハネのことを預言者と思い、彼を通して罪を告白し、悔い改めの洗礼を受けていました。洗礼者ヨハネは、神の道(イエスさまの道)を準備し、整えるために悔い改めの洗礼を授けていました。
神であるイエスさまが大いなる喜びであり、神の子イエスさまが救いの原点(源)だという道をヨハネが先導して指し示したのです。イエスさまが救いの原点(源)であると信じるためには、私たち人間において悔い改めが不可欠であります。自分を見つめて、自分は弱く、罪深い者であることを認め、神に目を向けて生きるという生き方を洗礼者ヨハネは示したのです。私たちも悔い改めを通して、イエスさまが、救いの源であり、すべてであることを信じて、一年の恵みを感謝し、来年に向けて生きてまいりましょう。
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