今から約3300年前のこと、ヤコブ一族(イスラエルの民、神の民)は、エジプトにいました。彼らは神さまの祝福と恵みにおいて人口が増え、強大になりました。時代が過ぎ去りあのエジプトのために尽くしたヨセフを知らない王が登場し、王は彼らを恐れ、重労働をさせ、男子殺害命令を出して苦しめます。ここから神さまの救いがスタートするのです。
神さまの救いは、集団を介さず個人個人を救い出すというのではなく、神の民(今は教会)という集団を通して救い出そうとされます。この神の民たちは、順風満帆に救い出されるのではなく、苦しみのなかで神さまが救い出され、必ず果たされていくのです。